リーマン・ブラザーズの経営破たんにとどまらず、保険大手AIG
さらには投資銀行第2位のモルガン・スタンレーの経営危機までもが
取りざたされるに至り、金融マーケット関係者にとっては、
正に「阿鼻叫喚の地獄図」といったところだろう。
しかし、冷静に考えてみると、どうしても解せないことがある。
それは、リーマン・ブラザーズは破たんさせておきながら、
AIGについてはすぐさま救済措置を講じたブッシュ政権の態度だ。
一説には、そもそもリーマンは政治人脈上、ブッシュ政権とは縁遠く、
より近い位置にいたAIGとは別に切り捨てられる羽目になったのだという。
仮にこれが本当のことだとすれば、
正に“越境する投資主体の悲劇”というべきなのかもしれない。
そして、日本の一部大手メディアが絶賛している公的資金注入などの措置が、
実は「選択肢が他に無いためにとられた措置」であったということなのである。
つまり、ストーリーの先は、むしろ暗転する方向であるということなのだ。
暗転する方向に突き進み、
強烈なアップダウンを繰り返している世界の金融マーケット。
各国政府当局による救済策が出尽くし、マーケットに漂うのは、
「打つ手なし」の悲観的ムードと、「今が底だ」という何の裏付けもない楽観論のみ。
いずれにせよ「気分」が支配するマーケット、そしてメディア。
けれども、その「気分」の中で、
個人投資家の資産は確実に奪われ、消え去っているのです。
なぜこうなってしまったのか?
いま、一体何が起こっているのか?
そして、これから何が個人投資家を待っているのか?
不安ばかりが渦巻く今だからこそ、チャートの動揺にうろたえることなく、
こうした根本的な問題を考え抜く必要があるのです。
100年に一度の大恐慌と言われていますが
米国 対 欧州(欧州の中でも仏・独・英の駆け引きをしながら地中海連合 欧州版三国志)
対 中国 対 ロシアの政治色が強まる中での金融問題。
ロシアの大富豪たち上位25人が、今年5月以降のロシア株式市場暴落で
資産の62%にあたる約23兆1500億円以上を喪失。
長者番付1位の
「アルミ王」デリパスカ氏は160億ドル、
同3位で英サッカーチーム
「チェルシー」のオーナーのアブラモビッチ氏は203億ドルの損失
世界有数の投資顧問と契約して資産を管理している英エリザベス女王も65億円の損失。
世界の金融界を牛耳ってきた投資家や英国の影のトレーダーでも回避できなかった
今回のサブプライムローンに始まった金融危機は、
各国の覇権と地下資源の争奪戦にまで広がってきていますから
金融のプロでも一寸先は闇状態が今後も続くでしょう。
こういう時こそ、感情に左右されない判断が必要になるでしょう。↓
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参照:原田武夫の「国際政治経済塾」
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