衰退する米国経済

米国の経済がさらに落ち込んできている。
今年(2008年)2月の末には、ドル売りが加速し、円高・ドル安が加速した。
ついに今週は月曜日から1ドル95円台と、13年ぶりの水準まで戻ってしまったのだ。株式相場も全面安で今年2番目の下げ幅を記録した。
これからドルがますます衰退していき、世界経済の流れはユーロに
向かっていくだろう。

だが、ここに至ってもなお、FRBのバーナンキ議長はこの状況を悲観的には
とらえてはいないようだ。
彼は「このドル安の傾向について非常に注意深く見ている」と語る一方で、
「現時点では外貨準備の投資家や保有者がドル以外に資金を大幅に移している十分な証拠はない」と、新興国などでドル離れが進んでいる可能性は小さいという見方を示した。

しかし、彼の発言を額面通りに受け取るわけにはいかない。
こういう問題に対する政府の対応は、いつも同じだ。問題が起こっても、
最初の数年はのらりくらりと否定するものなのだ。
日本でもそういうことはあった。
例のバブル崩壊を発端とした金融危機のとき、武村正義・大蔵大臣(当時)は
何と言ったかご記憶だろうか。「不良債権は13兆円です」と言っていたのだ。

 ところが、皆さんもご存じの通り、実際の不良債権は150兆円を超えていた。
実に10倍以上(!)もごまかしていたわけである。
つまり、こういう場合には政府は、時代・国を超えてどこでも同じような
大本営発表をするのである。
今回のバーナンキ議長の発言は、要するにのらりくらりと否定して時間稼ぎを
しているにすぎない。断じて鵜呑みにしてはならない。

 ドルは2000年以降少なくとも20%くらいは弱くなっている。
つまり、資本が米国から逃げ出してもおかしくない状況にある。
ところがバーナンキ議長は、この真実を無視して
「資本逃避は実際には起こっていない」と言っているわけである。

 米国以外の国の本音では、ドルから逃避したいと思っているのは間違いない。
大胆にドルからの逃避を口にしているのは、ロシアのプーチン大統領だ。
明言はしないものの中国、湾岸諸国なども逃避したがっている。

しかし、あからさまに逃避すると「二つの損」を被る。
一つは今までにため込んだドルが弱くなれば、その分だけ国富が失われること。
もう一つは世界最強の米国の軍事的な保護がまだまだ必要な場合には安全保障との
兼ね合いで損、という可能性だ。
米国も微妙な立場に置かれているのだから、日本も中国も、湾岸諸国も表だって
ドルから逃避するのを遠慮しているのだ。これが米国の最後の威厳なのだろう。

いま石油をはじめ、あらゆる鉱工業品価格が激しく値上がりし、
また農産物などもこれにつられて上がっている。
すなわち生活必需品から見ても相当な値上がり(=インフレ)である。
しかし消費は落ち込みリセッションということになれば、
これは文字通りスタグフレーション、ということになる。

米政府が中途半端な景気刺激策をやったり金利を少しずつ下げたりして、
じりじりとゆっくりと落ちていくようであれば、
回復にも余計な時間がかかるようになる。これが一番注意しなくてはいけないことだ。
回復サイクルが長くなれば、その間に繁栄はよそに移ってしまい米国に
戻ることはなくなるだろう。そのとき世界経済の本格的な米国離れが始まる。

(大前研一:衰退する米国経済にマネーを呼び戻す方法より抜粋)
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz08q1/565260/

世界経済の米国離れということは、

単純にドルからユーロに移行するというのではなくて、

世界経済の株式市場崩壊へつながるということです。

それも単なる株の暴落などではなく、ウォール街が閉鎖されるという事態も

頭の片隅においておかないといけないことを意味しているのかもしれません。

となると、突然そんな状況が発生することは考えられないから、事前に、

少なくとも1年や1年半前から、株の下落やドルの下落は始まっていなければ
おかしいということになります。

世界同時株安、世界中で不動産バブル崩壊、サブプライムローン問題などなどは
その予兆なのでしょうか?

そう考えると、日銀総裁選びに不思議とこだわったり、郵政民営化、
4月からの医療制度改革などもすべて外資の手先になって日本を売り渡そうと
してるという構図が見えてきます。

世界の株式市場の下落局面の発生と日本経済の下離れがあってもおかしくない状況です。

ロウソクの燃え尽きる時のように、残り火の一燃え相場があるかもしれませんが、

例えあったとしても、それもほんの一時で終わるでしょう。


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