マイケル・ムーア監督の「キャピタリズム 〜マネーは語る〜」

マイケル・ムーア監督の最新作「キャピタリズム 〜マネーは語る〜」
▽予告


アメリカ発の世界不況に際し、巨額な税金を使って救済された金融機関に
マイケル・ムーア監督が乗り込み、マネーゲームに明け暮れるアメリカ経済を
批判したこの映画は大きな話題を呼びました。

2008年9月15日 リーマンブラザーズ破綻 リーマンショックから一年

オバマ大統領は9月14日(月) 金融危機の震源地ウォール街で演説
「過去2年続いた嵐は収まり始めていると確信している」と…


NY市場の株価もこの半年で約40%ほど上昇するなど
経済は回復基調にあるように見えます。

ところが演説の中でオバマ大統領は強い調子で警告を発しました。

「残念ながら金融業界には今の状態を読み違えている者たちがいます。」
「リーマンの破綻や金融危機の教訓から学ぶのではなく、教訓を無視しようと
 している人たちがいるのです。」

利益最優先で闇雲なマネーゲームに走り挙句の果てに未曾有の世界不況を
もたらした一年前の金融危機


金融業界は反省し過ちから十分教訓を学んだはずでしたが
ところがそれから僅か一年…

公的資金75兆円の投入で救済された金融機関の間では、
早くも反省の念が薄れつつあります。

業績を回復した大手金融機関の中には以前から批判のあった高額報酬が復活!
去年100万ドル(日本円:1億円)以上の高額ボーナスをもらった社員は

4793人(大手金融9社)

9行に投入された公的資金は合計で1750億ドル。
金融危機に対応して納税者の資金を投入しただけに、
ウォール街の高額報酬への批判が一層強まりそうです。

そして危機の元凶とされた低所得者対象の住宅ローン
いわゆるサブプライムローンに変わって

人が死んだ時に受け取る死亡保険金の権利を集め証券化した「デスボンド」
自然災害やテロのリスクなどの保険金を当て込んだ「カタストロフィー債」が登場!

人の死や災害といった不幸さえも金儲けの手段にしようという商品が
すでに人気を集めているというから驚きです。
(米金融界に棲んでいる輩は人間なんでしょうか?)

その一方で莫大な利益を再び上げはじめた金融機関とは裏腹に
庶民の生活は悪化の一途!

戦後、最長の景気後退を日々更新し、失業率も10%の大台に届こうとしています。

住宅ローン関係、商業用不動産ローン関係、消費者ローン関係をみんな証券化して
複雑な証券を作って失敗したのに、その教訓がまったく活かされてない!

アメリカの規制当局が規制の及ばないヘッジファンドとか私的な運用会社とかを
野放しの状態にしています。

オバマ大統領でも金融業界の強欲さは規制できないんでしょうか!?




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