言葉尻に惑わされない政策議論を!

全国知事会に目立った人や人気のある知事が多いものだから
知事会に分権化していくことが『地方分権』なんだなと思われるような
幻想が各政党、議員の方々におこっていますが

本当の全国知事会そのものを無くして
@道州制のようなより大きな括りにしていこうという流れと
A基礎的自治体、全国の市町村合併でドンドン少なくなってかつて3200ぐらい
 あったのが1700ぐらいになろうとしている基礎的自治体に権限を
 しっかり移譲していくことが『地方分権』
なんであって

知事というレベルの人たちを道州制の括りの中で大きくしていくということを
本格化していかないといけないのに

知事会の中で本気で道州制に賛成はわずか13人なんです。

地方分権にはデメリットも多いです。
今の知事や県議員は元官僚が多くいますから、
知事や県議会が庶民感覚を持ってない、

または庶民の意見を聞かず霞ヶ関や企業の方にだけ目を向いてたら結局は
必要の無い公共事業を行い無駄使いを増やしてしまいます。

もう一つは、霞ヶ関憎しで分権すれば日本が良くなると思っていますが
世界を見渡して日本にとって重要なのは

活性化した日本も重要ですが、同時に国家としての日本のガバナンスとか
戦略というのが強く問われていると思います。

幕藩体制に戻してはいけない。
しかも官僚主導の中央集権からも脱却しなければということを
真剣に考えなくてはいけないです。

表層に出ている地方分権に惑わされてはいけないということですね。
われわれ国民まで知事会に幻想を持ってはいけないということです。


FTA (Free Trade Agreement)に関しては

韓国―米国の自由貿易協定はとっくに実現していて
日本にとっても自由貿易協定という仕組みはシンガポールとも結んでいますが
大事なんです。

自由貿易というのは必ずしも“農業にダメージを与える”という
単純な問題でもないんです。

たくましくて、安心な日本の食の基盤を作るためには
自由貿易協定的なところに踏み込みながら、その中で実際に守らなければいけない
適用除外するべき分野をはっきりさせる必要もあるし

日米間で問題が起きた時の問題解決の仕組みが
FTAには必ず併設されていますから

世界の常識から考えても自由貿易協定的な流れを日米で作って、
尚且つ日本の食とか農業を守るためにはどうするんだという議論に
踏み込まないといけないのに

言葉尻の問題でFTAは“日本の農業をダメにするんだ”という感じで
議論されるところから脱却しないと常に利権と利害の中で金縛りになると思います。

色んな政策を議論するのは大切なことですが
その政策が日本の将来をどう描いているかということです。

そして、そのためには今までの歴史の総括が無ければ未来は託せない
それをやらないと本質的な議論も深まらない。

ブレるブレないというのも目標があってはじめてその目標に対して既得権益や
利害の調整をするというのは理解できますが

政策そのものに目標が無く、利害調整だけが先走ってしまうと
議論そのものが空論になってしまいます。

衆院選も公示されましたが日本の将来を導いてくれる選挙になるんでしょうか?



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