米国版金融三銃士の過ち!


米国の混乱はどうにも収まる見通しが立たない状況である。
なにしろFRBのバーナンキ議長は言うことが、
ちょくちょく変わるので有名です。


今年(2008年)5月13日に金融市場の現状について、
「正常な状態には、なおほど遠い」という認識を述べたかと思えば、

5日しか経っていないのに、
18日には「金融市場は安定した」とまったく逆のことを口にしています。

 バーナンキ議長の発言には困ってしまいますね。
あたかも信号のように、黄色から赤に変わったかと思えば、また黄色に、
さらにグリーンへと色を変えていく。

色が変わること自体は構わないのだが、
その変わり方に一貫したロジックが存在しないのが問題。

その発言に注目している人たちは、
「バーナンキさん、そろそろいい加減にしてくださいよ」と、
ぼやきの一つも言いたいというものです。


米政府は、システミックな危機であることを認識し、
個別の問題として扱わないという原則を守っていないようだ。
その結果、既に十分深刻な事態をさらに一段と悪化させている。

この原則に関しては、米金融当局を支える3人の英雄的人物、
いわば米国版金融三銃士に責任がある。


サブプライムローンに端を発する今回の危機の解決に当たるのは、
ベン・バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長、
ヘンリー・ポールソン財務長官、
ティモシー・F・ガイトナー・ニューヨーク連銀総裁だ。


 バーナンキ議長はもともと学者であり、
90年代に日本の景気浮揚策として、空から現金をばらまけばいいという
ヘリコプター・マネー説を唱えた人物である。

今回のサブプライム危機では、議長はつい最近に至るまで問題の規模を過小評価し、
米経済の健全性を過大評価してきた。


 ガイトナー・ニューヨーク連銀総裁はキャリア官僚である。
彼の自慢は、日本の金融危機当時、自分は米大使館付き
アシスタント・アタッシェとして財務省から派遣されて東京にいた、
だから日本の官僚が後手に回る様子を「つぶさに観察できた」ということだ。

そして日本の轍を踏まない方法についてしきりに話す。
だが日本で起きたことを事後的に理解し、また米国自身の過去の危機から教訓を
得てはいても、一世紀に一度あるかないかという危機に瀕した今どうすればよいかは分かっていないらしい。


 しかしほんとうに問題なのは、
ポールソン財務長官であるように思われる。

彼は財務長官に就任する前はゴールドマン・サックスのCEOだった。
したがって、今回の問題をすみずみまでよく理解している唯一の人物のはずだ。

だが現在のような状況では、これはかえってマイナスである。
かつてCEOだった財務長官は、今も「アメリカ株式会社」のCEOよろしく、
押し寄せる問題を次々に「解決」するという強い決意で臨んでいる。
しかしそのために、後から後から問題が発生する結果となった。


なぜなら今回の危機は、
個々の銀行が抱える問題ではなく、システミックな性質のものだからである。


米ドル札は、既に多すぎるほど刷られて世界中にばらまかれている。
ポールソン財務長官のやり方で問題と思われる点の一つは、
あらゆることを国内の資源でまかなおうとしていることだ。

米国は、7000億ドルの救済案を練り上げる前からあれこれ約束手形を連発しており、
それがゆくゆくはドルや米国債の価値を損ないかねない。
世界中の国がその不安に悩まされている。


ブッシュ現政権は多くの国との外交関係を見直さなければいけない。
米国の外交政策は、「テロとの戦い」が基本になっている。

だが今は(中国、ロシア、台湾、湾岸諸国などとの)外交関係を修復し、
ウォール街から世界に飛び火した大規模な金融テロと戦うために、
手を組むべきときだ。

世界が恐れているのは「ウォール街発の金融テロ」の方だからだ。

だから米国は現段階で行っている戦争を直ちに停戦させ金融危機に専念することです。

ポールソン財務長官の直感的判断は、
重大な問題に直面した企業のCEOとしてはたぶん正しいのだろうが、

金融危機への対応としては、二つの点で根本的に間違っている。

第一に、この調子でいけば、
米国でも生き残るのは三つのメガバンクだけという事態になってしまう。

巨大銀行は顧客に奉仕する姿勢に欠けるし、
危機のときに支えてもらったという感謝の気持ちもあるまい。

日本の銀行と同じく傲慢にも他行より優れていて強かったから
自分たちは勝ち抜いたのだ、と思うに違いない。

第二に、不良債権の買い取りに最大7000億ドルまでの
公的資金投入を認めるよう議会に要請したが、この段階での不良資産の買い取りは、
急いでやることではない

参照:大前研一緊急提言より

米国は11月4日予定の大統領選挙、日本は衆議院解散総選挙のことで
頭がいっぱいみたいですね。

ブッシュ大統領やポールソン財務長官は2009年初めに任期を終えますので
パフォーマンスに終始しているだけにしか見えませんね。

米国の銀行の決算でさらなる下落の連鎖が世界中を襲うかもしれませんね。




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