金融安定化法案の是非

金融安定化法案が、米議会下院で
「263対171」の圧倒多数で成立しました。

民主党が多数賛成に回りました。
この背景には、選挙に向けた人気取りのような
“ばらまき”の内容が加わったためにあるみたいです。

◆公的資金最大75兆円投入。
◆銀行破綻時に保護される預金の上限を2.5倍に引き上げる。
(1050万から2600万)
◆14兆円もの減税対策などなど・・・?


しかし残念ながら月曜に法案否決後、世界の金融市場では欧州主要国が
自国の金融機関に公的資金注入やウェルズ・ファーゴがワコビア買収などの
自浄作用が動いていましたから、

今回の金融安定化法案の修正案可決は、この動きを止める可能性があります。

不良資産を買い取る法案ですが、不良資産がどれだけあるのかが不透明で
不良資産を買い取ってもその後の資本が足らなくなります。
この法案には、肝心な資本流入がはいっていないから不完全なものです。

日本の財務大臣はというと、
「今のアメリカ、世界の金融情勢の中で、可決されたということは、
プラスに働くというふうに考えて評価したいと思います」って???

本音のコメントなら、
日本にこれから襲ってくる円高の対策は立ててないということです。

アメリカでは、これを考えて法案修正案可決後、
株式市場は 1万325j38k(前日費157.47j安)と逆に値下がりしています。

反対票を投じた下院議員は、
「有権者の目線から見ると経済刺激政策はなく、株式市場は不安定な状態が続く見通し。
経済刺激政策が無い状態でこの金融安定化政策の通過を評価できるのは
難しいと思います。」とコメントしています。

したがって今後も株式市場の不安定な状態が続き
金融市場全体になかなか明るい兆しが見えてこない状況には代わりありません。

アメリカはベアスターンズ破綻で、3兆円
政府系住宅機関で、20兆円
AIGで、9兆円
今回の可決で、75兆円
ドンドンとドル紙幣を印刷している感じですから、ドルにかなりの圧力がかかって
ひいては円高になる種が蒔かれているのと同じ状況です。

ある日突然ドーンとドル安・円高になり、日本の輸出産業が大打撃を受けることに!

ここ数年間、世界的に経済は潤ってきました。
円を借りて他のものに投資をするというファンドの動きもかなりありましたが、

今、世界中の資産価格が落ちてきていますから、
今度は何をしないといけないかというのは、
借りたものは返さないといけないとなると

借りたものは何かと言うと日本の円なわけで、こういう動きが活発になると
日本にとってはダメージとなる円高になる可能性は高いといえるでしょう。



ランキングに挑戦しています。多少なりとも価値を感じていただけましたらクリックx2票宜しくお願い致します。↓↓↓
にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ  人気blogランキングへ



この記事へのコメント
■米金融安定化法案が成立 下院修正案を可決―今こそ金融馬鹿、賭博師を市場から退場させ、新たなパラダイムを構築すべきとき!!

こんにちは。金融安定化法案下院を通りましたね。でも、アメリカの金融システムが安定するまでには、多くの吸収・合併・提携などが行われ、実質的に金融馬鹿(サブプラム・ローンなどの金融商品を開発した金融機関の経営者)、賭博師(サブプライムローンを大々的に売り出すきっかけを作り出した金融機関の経営者)が市場から退場するまで、安定化しないことと思います。安定化には3年から5年かかります。実体経済の回復は、8年〜10年もかかるかもしれません。そうなると、他の国々も相当影響を受けます。日本としては、独自の路線を歩まなければなりません。私のブログでは、日本の独自路線のヒントなど掲載してみました。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
Posted by yutakarlson at 2008年10月05日 10:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
s.t.f.PENTAGON



ウィンスクエアクラブ H.P.

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。