G8(ドイツからの提案)

米国、石油メジャーと産油国という、2つの相対する見解が世界で交錯する中、
ここに来て密かにドイツ勢がまた先走り・・・?

ドイツはG8の枠組みを使って原油の投機的売買を禁止するよう、

世界に対して求めるというから驚きです。

13日夜、オーストラリアやブラジル、中国、南アフリカなどを招いて
アウトリーチ(拡大)会合で、原油・食料価格の高騰
途上国や新興国の貧困層にとって脅威となっているとの指摘が多くの国からあった。

特にアジアの新興市場国にとっては、
米サブプライムローン問題を背景とした金融市場の混乱よりも、
原油・食料価格の上昇によるインフレの脅威の方がはるかに深刻との指摘があり、
多くの国々にとって大きな課題になっているとの認識が示された。

会合では、原油価格高騰の背景について、投機マネーの影響を指摘する声も出たが、
実態が不透明であり、解決策など踏み込んだ議論には発展しなかった。
原油高とドル安の関係についても「全く議論にならなかった」という。


ドイツ政府与党関係者からは、「これは非常に過激な措置だが、
行わなければならないことでもある」と強気の発言が出ているみたいですが、
「ヘッジファンド規制」同様 今回もうやむやにされたみたいですね。

ドイツは昨年(07年)、
G8の議長国としてハイリゲンダムでG8サミットを開催しましたが、
それに先立つ06年秋頃より、「ヘッジファンド規制」なるものを強硬に
推し進めていました。

しかし、ヘッジファンドは金融資本主義において、
もはや無くてはならない存在となっていました。
現在では大陸ヨーロッパの金融機関も利用していますが、
そもそも英米の金融文化において生まれたものであり、
当然、米英がそれに対する“規制”に頷くはずもないのはあきらかでした。

実際、ドイツはその後、果敢にも「ヘッジファンド規制」を求めて画策しますが、
米英が猛烈に反対。

結局、金融機関たちによる自主規制といった形で落ち着き、
ヘッジファンドに対し上から圧力をかけるという意味での規制には
なりませんでした。

ところが、その後、金融界は一体どうなったのか?
昨年8月よりサブプライム問題が炎上。
その中で「越境する投資主体」の典型であるヘッジファンド勢が続々と延焼し始め、
ついには巨大ファンドの破綻が相次ぐといった事態にまで至りました。

ドイツが原油の投機的売買を禁止すべく動き始めたということは、
同じくドイツが推し進めた、
ヘッジファンド規制からサブプライム問題という流れを思い返すと、
今の流れと妙に重なる部分があるように思えます。
やはり、「歴史は二度繰り返す」というわけでしょうか?

サブプライム問題をきっかけに
米国経済の低落がもはや誰の目にも明らかだというのに、
いまさら「米ドルが上がる」ということが果してあるのでしょうか?
普通に考えれば、「甚だ疑問」ということになるでしょう。

もっとも、想定外のことがあえて起こされることで、
マネーが怒涛のごとく動いていくのが金融マーケットの常でもあります。

そして「想定外」が想定外であるだけに、
こうした逆流は時に政治・軍事・外交にもあふれ出し、
世界史を大きく揺り動かしていくこととなっていきます。

ドル高への転換が円安を伴う時、
日本株マーケットにも影響が生じないわけがないですね。
(出所:原田武夫国際戦略情報研究所)

今回の主要8カ国(G8)財務相会合で何が話し合われたかというと、

原油価格の高騰・変動要因として「悪玉論」も浮上していた金融取引では、
会合終了後に、ポールソン米財務長官がドル安が世界のエネルギー価格上昇を
促しているとの見方を否定する一方で、

クドリン露財務相は「ドルの下落は原油価格上昇の一因になっている」と指摘。
米国(貧困大国) 対 ロシア(石油成金大国)の経済戦争が始まるかもしれませんね。

「原油高に投機が大きな影響を与えているかについては、
だれも、国際機関でさえ分からない」(ミロウ独財務次官)との声も聞かれ、
ドル安と原油高、投機資金と実需の関係に大きな議論の進展は見られなかった。

現実には、石油市場に流入する資金フローを把握するため、
国際通貨基金(IMF)と国際エネルギー機関(IEA)に分析を求めるという
入り口の段階にとどまったにすぎません。

結局、今回のG8は為替や金融政策は対象外と言いながら、
原油・食料など1次産品価格の上昇など
インフレ対応では具体的な対策を出さないのに
ドル/円は110円以上にドル高へ進ませるというように、
ドル安阻止の雰囲気だけが意図的に共有された会合でしかなかったみたいです。

これから、ますます私たち日本の個人投資家たちは、
エキサイティングな“不確実性の時代”を
生きていくことになりそうなことだけは確実のようですね。


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